コーチングとは

コーチングは、学校教育のような「ティーチング(知識の伝達)」とは根本的に異なります。

コーチの役割は、答えを与えることではなく、クライアントに「現状の外のゴール」を設定するように促し、「エフィカシー(ゴール達成における自己能力の自己評価」を最大限に高めることです。

唯一、教えることは「マインド(脳と心)の使い方」です。

コーチングの場は、コーチとクライアントが1対1となり、クライアント自身が自分の未来に設定した「現状の外のゴール」について、未来思考で考えを深める貴重な場です。

私たちのコーチングの源流は、1971年にルー・タイスが創設したTPI(ザ・パシフィック・インスティテュート)にあります。50年以上の歴史を持ち、苫米地英人博士との協力により、最新の認知科学に基づき常に進化を続けてきた、科学的根拠のある理論体系です。

元祖コーチのルー・タイス氏

ルー・タイス氏は、全世界で圧倒的な実績と信用性を持つプログラムの開発者です。

プログラムの主な実績
  • 世界60か国、延べ3300万人がルー・タイス氏のプログラムを受講
  • NASAや米軍等のアメリカ連邦政府機関が公式に採用
  • フォーチュン500社(アメリカ企業の売上高ランキング上位500社)の62%が採用

ルー・タイス氏は元々はアメリカ・シアトルで高校のフットボールコーチをしていました。その後、1971年にコーチングの会社を立ち上げ、コーチングを世界に広げる活動を通じ、最終的に大成功した人物です。さらに、ルー・タイス氏は「世の中から戦争と差別をなくす」という、高いゴールをもって、コーチングを広めてきました。実際に、北アイルランド紛争の解決に大きく関わった話や南アフリカのアパルトヘイト政策(人種隔離政策)の撤廃に向けた活動の裏側で活躍した話などがあり、世の中の紛争地域に直接乗り込んで、その解決に向かって行動するというエネルギー溢れる方でした。

残念ながら、2012年に亡くなられていますが、ルー・タイス氏が残したプログラムとその情熱は苫米地英人博士に引き継がれ、現在も多くの方が学んでいます。

ルー・タイス氏と苫米地英人博士の出会い

2007年、ルー・タイス氏が世界の各地域のリーダーをシアトルに招待した際、苫米地英人博士がアジア代表として選ばれました。当初、米軍のコーチと何ができるのか、疑問に思った苫米地英人博士でしたが、ルーと会い「戦争、差別、飢餓をなくす」という共通のゴールを見出し、協力することになりました。

ルー・タイス氏は「私は40年間成功してきたからこそ、スコトーマ(心理的盲点)があるはずだ。最新の認知科学でプログラムを見直してほしい」と苫米地英人博士に依頼。短期間で理論が最新化され、PX2、TPIE、パフォーマンス・エンハンスメント・コーチングという新しいプログラムが完成し、我々が学べるようになっています。

苫米地英人博士

苫米地英人博士は認知科学者です。その他にも多くの肩書と多くの研究成果を持つ方で、ここには書ききれません。
前述のとおり、苫米地英人博士はルー・タイス氏が確立したコーチング理論を認知科学の知見を活かし、科学的根拠のある理論に進化させました。

苫米地英人博士の下で、コーチング理論は現在も日々進化しています。


書籍紹介

「コーチングをもっと知りたい」「まずは基礎を学びたい」という方には、次の書籍をおススメします。

苫米地英人博士の書籍
『オーセンティックコーチング』

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